この日設立とともに取締役に就任するのは139名。

提出する139名分の印鑑証明書を大事に抱え、ドキドキしながら役場へ。

新宿駅西口から10分ほど歩いたところにある新宿出張所。
お世辞にも広いとは言えず、8人も入ればとても目立つ。
なんなんだあの人たちは、という職員たちの冷たい目を横目に、いよいよ申請である。

窓口で申請する前に、相談員に書類を最終チェックしてもらう。
ここで、140名弱の記名押印がなされた巻き物を相談員の前で開く。
血判状のお披露目だ。
幕末志士(ニート)の血判状(単なる朱肉)も、受理する側の役所からすれば迷惑極まりない。
あんな長い一枚もの出されて職員も戸惑うこと甚だしく、同情するが面白くもある。
せっかくの連判状も、役場にくれてやるには惜しく、原本還付の手続きをして当日回収。
今後あの巻き物は、代々の後継者(代表取締役)に社宝として譲りわたさるのだろうか。

最後は15万円の印紙を貼って提出。
登録免許税は決してお安くないが、夢と希望の対価でもある。
一週間後には、無事設立が認められ(11月21日設立が確定)、晴れてNEET株式会社がスタートした。

前例がないものを起ち上げるのは、どんなことでもワクワクする。
事業目的は商業だが、既成概念を打ち破るのも実はこの会社の事業目的なんだろうなと感じる。
それも、みんなで楽しく。楽しく苦労して、会社の行く末に期待しよう。

13/11/20 –いち運営スタッフ